|
|
中国から伝わってきた鍼灸、湯液(漢方)は日本に浸透してよく知られているが、中国の三大治療法のひとつとして忘れてはいけないのが推拿である。 この推拿は日本における按摩と同じように考えている人が多いかもしれないが実はそうではない。按摩より広範囲な治療法で運動療法的なものが多く,また,正骨手技(骨格操作)的なものも多く含まれている。中国医学の理論に基づいた奥の深い手技療法といえる。推拿は中国において”慰安”ではなく”治療”するための手技療法として使われているため病院にいかなければ推拿は受けられません。
推拿療法は古い歴史を持つ中国医学の中でも,特に古い起源を持つ今から3000年以上前の殷の時代(B.C.1700〜1050)には初歩的な推拿が始まったとされる,その後,春秋戦国時代(B.C.722〜221)には本格的な医療法として確立された。 推拿は全身の筋肉をほぐしリラクゼーションを提供するだけではなく明確に治療を目的とした手技療法である。長い歴史の中で培われた推拿のテクニックは数が豊富である。適応の広さも広く、手技療法は按摩やマッサージのように,軟部組織に手技を施すものと,カイロのように主に骨関節部に手技を施すものに大別されるが、推拿はその両面を兼ね備えている。軟部組織も,骨関節部の治療も出来る療法である。適応範囲は群を抜いて広く,中国では,整形外科領域のすべての疾患を治療の対象として,リハビリ分野,スポーツ医学にも活躍している。さらには,内科、婦人科,小児科等にも推拿は応用されている。
|