ワープロやパソコンが普及し、家庭にまで入り込んできた現代社会では、殆ど眼を休ませる暇がありません。
 オフィスでディスプレイ画面と向き合い、家でもTVやTVゲーム。目は疲れきっているのです。
 疲れ眼は、精神も疲労させます。やがて体調にも悪影響を及ぼすことにまりますから早目の対策が必要です。
 OA機器で最も注意したいのが、イスやデスク、画面の位置と姿勢です。正しい姿勢で座れば目にも楽で疲れを最小限にすることが出来るのです。
 まずイスは、かかとが床にきちんとつく状態で座れる高さがいいでしょう。デスクに置くパソコンやワープロは、画面の位置が目よりやや下にくるのがベストです。OA機器による疲れ目は画面に見入ってまばたきの回数が減ってしまうことによります。目の位置が画面より高いと、自然にまぶたを大きく開くことになり疲れが増すというわけです。
 画面からの距離は、机の前に背を伸ばして座り手を前に伸ばしたときに指の先が画面に触れるくらいが適正でしょう。また、部屋全体を明るくして、手元にも150から300ルクスの照明を置くこと、光源が直接目に入らないように工夫しましょう。特に、画面に反射するとよくありません。背筋を伸ばして座ると画面までの距離も保てて目の負担も和らげます。

 目が疲れたり、しょぼしょぼするとき、まぶたの上を押さえてみることがありませんか?
 これは、知らず知らずに自分で行なっているアイマッサージ。目の周囲の緊張した筋肉を揉んでほぐしたり、疲れを取るつぼを、動物的感覚で刺激しているわけです。
 疲れ目はひどくなると、慢性化して眼精疲労の症状を起こしますから、初期のうちに回復させるのがコツです。
 疲労しがちな人は、日常生活の注意事項をよく守り目の健康を保ちましょう。

●注意事項

1/乗り物の中で本を読まない。
2/タバコの煙やチリ、埃を避ける。
3/TVは近距離で見ない。
4/アウトドアでは、サングラスを装着する。
5/コンタクトは、連続装用しない。


これらの注意を怠ると目によくない影響を与えるのです。人間の身体は使いすぎるとダメージを受け、使わないと退化します。また適宜な使用ではよく発達するのです。もちろん目も同じですから、長時間近くを見る作業を続けるのは避けたいところ、せめて1時間に1度は休ませてあげましょう。たまには、アイパックを試みたり、めがねやコンタクトをはずして目を閉じて休憩させるのも良い方法です。窓があれば遠くを眺めたり、空気が乾燥した場所や目に異物感のあるときは、目薬なども即効性があります。

●アイパックについて

小さめのタオルを熱い湯に浸して固く絞り閉じた目の上に5分ほどのせる。
そのあとで冷やすとより効果的です。(緊張した目の筋肉を弛緩させる。)
ただし、ひどく充血しているときは、冷やすだけが良い。
疲れ目を感じたらとりあえず窓から遠くを3分くらい見て、手元を2分見る。
これを繰り返せば、疲れ目で低下した視力も回復します。


●眼球エクササイズ

1/両目をしっかり閉じる。
2/パッと大きく見開いたらパチパチ素早くまばたきする。
3/片方ずつウィンク。
4/軽く眼球をくるくる回す。
5/顔は正面眼だけ右耳のほうを見る。
6/左耳のほうを見る。
7/おでこの方を見る。
8/あごのほうを見る。
9/鼻の上を見る。
10/目のふちを見るようにくるりと回して鼻の上を見て終了。


●疲れ目に効く食材

ビタミンA 目の粘膜を作り正常に働かせる。 うなぎ、レバー、小松菜、ほうれん草、春菊、パセリ、人参、シソ、チーズ
ビタミンB1 目の筋肉の疲労を防ぎ癒す。 豚肉、うなぎ、レバー、そら豆、枝豆、大豆、インゲン豆、ごま、小豆
ビタミンB2 目の機能を活発にする。 うなぎ、レバー、サバ、サンマ、カレイ、イワシ、牛乳、卵、納豆、そば、シジミ、アボガド
ビタミンC 毛細血管を強くし、目の充血を取る。 サツマイモ、ブロッコリー、カリフラワー、ほうれん草、ピーマン、キャベツ、大根の葉、ジャガイモ

●疲れ目に効くつぼ

太陽穴 眉の両外側 押すと少しくぼんだ部位
中指を使ってソフトに円を描くようにくるくる回すように押す。
風池穴 うなじの髪の生え際 左右のくぼんだ部位
心もち親指で頭を持ち上げるように押さえ少し上を向く。
15秒ずつ5回繰り返す。